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新型コロナウイルス感染症に効果があるという言説が根強く広がり、実際に使用する人もいた国産の抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、治験を行っていた興和株式会社は9月26日、効果が見られなかったとする最終結果を公表した。
今後、詳細な結果については学会や論文で発表していくという。
イベルメクチンをめぐっては、新型コロナに対する効果が確認されていないにもかかわらず「有効性がある」という言説が出回り、使用した人に健康被害も出ている問題もあった。
国内の研究でもネガティブデータ(効果がなかったとするデータ)が公表されたことによって、イベルメクチンの自由診療での処方や個人輸入での使用の意義は改めて、完全に否定された形だ。
(中略)
一方、すでに海外で効果を否定するレベルの高い研究があるにもかかわらず、日本で多額の公費を注ぎ込んで治験を行ったことに疑問を投げかけ、検証を求める声も並んだ。
「2021年には新型コロナに対するイベルメクチンの効果はほぼ否定されている状況がありました。もし効果があるとしてもかなり限定的、というのが多くの普通の医者の認識でした。何故そのような中、興和に53億円が追加で投入されたのか、ここは検証されるべきでしょう」(安川康介・米国内科専門医)
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