21/04/29 14:06:55.48 vJCm/05I0.net
>>434
昭和天皇は「非常に間違っている」、皇太子同妃が「私の気持ちを継いで」と言ってる
記者
浩宮さま始め皇太子ご一家のお子さま方は皆さん両殿下の強いご希望でお手元で全部育てられたわけなんですが、現在それなりに成果が上がっていると言う風に一般に言われております。
陛下の時代には、お子さま方はその親元から離して育てるというのが、何か皇室の習慣になっていたという風に伺っているわけなんですが、
それについて両陛下のお子さまを含めて、当時のお考えをお聞かせいただければありがたいんですが。
陛下(昭和天皇)
そのことについては、世間に伝わっていることが、非常に間違っているように思います。
私の時代でも、大正の時はもちろんでありますが、皇居に移ってからも子供と一緒に暮らしました。
そのひとつの例として、久宮が危篤の折り、私がちょうど風邪をひいて熱を出していました。
私は病を押して久宮を見舞ったことが出来たということがあります。
こういうことができたということは、屋根の下で一緒に暮らしたからだと私は思います。
乳母のことでは、乳母を使ったのは夜中一回だけだったのであります。
現在は、人工栄養が非常に進んだために、一般家庭においても、乳母を用いることがなくなったことであります。
それから後は、当時の情勢上、やむを得ず子供を離して暮らすことになりました。
しかし、私の気持ちを継いで、皇太子同妃がいまなお子供と一緒に暮らして育てておることであります。
(昭和55年9月2日 那須御用邸にて会見)
『昭和天皇と私達 なごやかであたたかいお言葉の記録』稲生雅亮著 三心堂出版社 pp146-147