20/09/17 15:16:29.68 pWftJqaG0.net
ナイトダイバーの記事
途中転載
でも二人なら……一緒なら、できますよ」
彼のそして自分の鈍った決心を後押しするためにわたしは顔だけ向けて精一杯の笑顔を作った。吊り上げた口端が痙攣している。
顔を上げた彼の表情は愛嬌も何もかもを置き去りにしてきたかのような表情だった。
「どうゆうこと? 」
首をかしげる彼にわたしは違和感を覚えた。何故なら月光に照らされた彼の顔はわたしの言葉を何一つ理解できていないように見えたからだ。
――死ぬつもりなんて別にないよ。