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美白クリームの成分は有害物質、健康被害の恐れも 英国で不使用勧告
URLリンク(www.cnn.co.jp)
肌が白くなる効果をうたった美白クリームには、塗料のはがし剤と同じ
有害物質が含まれることがあり、「どんなことをしてでも」避けなけれ
ばならない―。英イングランドとウェールズの地方自治体でつくる地
方自治体協議会(LGA)がそんな警告を発した。
こうした製品についてLGAは、「ペンキの剥離(はくり)剤と同じ作
用があり、がんのリスクを増大させる」と警鐘を鳴らしている。
英国では美白製品の多くが、有害な成分が含まれているという理由で禁
止されている。しかしそうした製品が相次いで押収されていることは、
いまだにそうした製品の販売が横行している実態を物語るとLGAは指
摘する。
LGAによると、美白製品のほとんどに含まれる禁止成分の「ハイドロ
キノン」は、塗料はがし剤と同じような漂白剤で、皮膚の表面を除去す
る作用があり、がんのリスクを増大させるほか、肝臓や腎臓にダメージ
を与える恐れもある。
また、世界保健機関(WHO)によれば、一般的に禁止されている成分
の水銀も、病原菌や真菌に対する抵抗力を減退させ、肝障害や不安、う
つ、精神疾患の原因になることがある。
「禁止成分を含むスキンクリームは非常に危険であり、深刻な健康被害
を生じさせ、生涯にわたる傷痕を残し、死に至らせることもある。従っ
て、どんなことをしてでも避けなければならない」とLGAは強調する。