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第3次韓流ブームを分析「若者は韓国の情報を最先端のものとして受容している」
第3次K-POPブームの特徴は?
彼らは当初、日本のアーティストやアイドルの公演のアイデアを取り入れたりもしていたが、次第に独自のステージングやパフォーマンスを獲得していく。
K-POPブームも韓流ブームも、落ち着くタイミングが何度もあった。
そのたびに、新大久保が閑散としているというネットニュースが飛び交うが、そのすぐあとには必ず新たな波がやってきた。
第3次K-POPブームと言われる昨今は、紅白出場のTWICEやアメリカでも活躍する防弾少年団がその中心だろう。
現在のファンは主に10代の男女。韓流は中高年のものと思われていたのは過去のことで、新大久保には思い思いのメイクとファッションの男女であふれかえっている。
第1次韓流ブームでは、「どこか懐かしい」というのがキーワードであり、第2次のK-POPブームでは、日韓相互の文化やビジネスのやり方を取り入れ膨らんでいった。
しかし、第3次のK-POPブームでは韓国のオリジナリティー、アイデンティティーを前面に押し出しチーズタッカルビなどの食、ジェンダーレスに施されるメイクなど、
もはや若者は韓国の情報を最先端のものとして受容し始めている。
2019年現在、韓国では第2次K-POPブームの人気を牽引したBIGBANGのV.I.などのスターが、売春斡旋などの疑いにより次々と引退している。
韓国では小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が100万部を売り上げ、コン・ユ主演で映画化も決まり、フェミニズムも盛り上がっている。
現在の出来事の犠牲者を思うと胸が痛むが、過去のエンタメ隆盛の陰で起こった悲しい出来事を一掃し、次に進もうとしているようにも思えるのである。
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