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週刊朝日 2017年10月20日号
酒席だけではないレイプ・ドラッグの罠
打ち合わせのコーヒー牛乳にまで混入…
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7月31日、東京地裁104号法廷。Tシャツと短パン姿の小林光男被告が被告人席に座っていた。
「被告を懲役5年とする」
(中略)
当時27歳だった美樹さん(仮名)に睡眠薬を飲ませて暴行したとして、準強姦の罪に問われ、実刑判決が
下されたのだ。
美樹さん側の村田智子弁護士が振り返る。
「準強姦や強姦事件は、大半が法廷まで上がらない。被害者が泣き寝入りさせられることの多い犯罪です。
そのなかで実刑を勝ち取った意味は大きい」
(中略)
当時、美樹さんは企業のホームページなどを作成するウェブ関係の会社に勤めていた。2015年9月4日午前10時。
美樹さんは小林被告が経営する都内の土木関連会社を訪ねた。
(中略)
会社の応接室に通されると、冷たいコーヒー牛乳を注いだグラスが出された。
(中略)
美樹さんは「甘くておいしい」と、一気に飲み干した。意識がフワフワとして時間の感覚も飛んだ。
「行くよ」
小林被告の声が聞こえた。目を開けると、応接室の床に寝ていた。力が入らない。
「どうしよう。仕事で来ているのに」
ふらつき尻餅をついた。促されるまま小林被告の車に乗った。
気がつくと、ラブホテルの看板の前にいた。時刻は夕方の5時ごろ。混乱の中、建物に引きずり込まれた。
部屋で暴行を受け、「私、殺されるのかな」。まだらな意識で思った。
解放されたのは夜9時前。
(中略)
体を引きずるようにして駅にたどり着いた。上司や同僚らが駆けつけてくれ、警察署に向かい、被害を訴えた。
「部下は睡眠薬を飲まされた」と上司が主張したことも幸いしたのか、警察で尿の薬物反応を調べてもらうことが
できた。結果は想像を超えていた。2種類の睡眠薬のほかに、覚醒剤反応が出たのだ。
(中略)
事件は、逮捕まで1年、判決まで2年の歳月を要した。「準強姦罪」は、立証が難しく捜査が進みづらい。
《続く》