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徳を忘れて自欲に走る第一の皇子。
自欲を捨て徳を積み上げていく第二の皇子。
その姿に多くの民が未来の帝に憂いを感じるようになりますが、事を動かすのは民ではなく天です。
第一の皇子には暴れる姫がいますが、正しく導かれることなく薬で魂を抜かれ虚飾の姫となりました。
暴れる姫の母君は、もともと俗世の権化でしたが、姫が虚飾の身となる頃には狂人となり果てていました。
第一の皇子は、その現実を直視することなく高等に進めぬ姫を失います。
そこで初めて我が身の愚かしさに気が付きます。
一心不乱に祭祀を行うも時すでに遅し。
その翌年に第一の皇子は薨御されます。
皇統は第二の皇子へと受け継がれていきます。
ただ第一の皇子がもたらすのは禍だけではありません。
第一の皇子の堕落こそが、現代社会を俗されかねない帝に古来からの祭祀の重大性を改めて知らしめる結果となるからです。
血の定めから帝になるのではなく、帝たる者の在り方を帝自身が再考される起因となるのです。
第一の皇子の怠惰も、ある意味では天の導きかもしれません。
そして第二の皇子へと受け継がれる時に、その疲弊した国は真の復活を遂げると思います。
700 名前:可愛い奥様@無断転載は禁止[sage] 投稿日:2017/02/23(木) 21:39:04.44 ID:Qg+tq4l30 [4/4]
留学ってことにして入院するか、留学先で入院するんじゃない?というかした方がいい URLリンク(spnet33.i-mobile.co.jp)