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韓国 サムゲタン(その1) 体温まるスタミナ食
毎日小学生新聞 2017年1月3日
今年ことしは酉年とりどし。鳥とりは人間にんげんの生活せいかつにとても身近みぢかな生いき物ものの一ひとつです。
正月しょうがつのお節料理せちりょうりの中なかにも、鶏にわとりを使つかった料理りょうりが入はいっていませんでしたか。
鳥とりと人間にんげんの関かかわりを探さぐろうと、世界各地せかいかくちの鳥料理とりりょうりをたずねてみました。
1回目かいめはお隣となりの国くに、韓国かんこくです。【御園生枝里みそのうえり】
■薬くすりとスープが合体がったい
韓国かんこくではサムゲタンが有名ゆうめいです。
体からだが温あたたまるので日本にっぽんでは冬ふゆに好このまれますが、韓国かんこくでは夏なつにスタミナをつける料理りょうりです。
サムゲタンは若鶏わかどり1羽わを使つかい、内臓ないぞうを取とったおなかに、高麗こうらいニンジンやもち米ごめ、ナツメを詰つめ、ゆっくりと煮込にこんだ料理りょうりです。
食たべると塩味しおあじでこくの深ふかい鶏とりのスープの味あじがし、高麗こうらいニンジンの香かおりがします。
韓国宮廷料理かんこくきゅうていりょうりが専門せんもんで、昨年さくねん12月がつに韓国焼かんこくやき肉店にくてん「〓〓(山賊さんぞく)」をオープンした金定用キムジョンヨンさん(42)によると、
サムゲタンは元々もともと、薬くすりとなる食たべ物ものと、鶏にわとりを入いれたスープ「ベッスク」という別々べつべつの料理りょうりでした。
1960年ねんごろから小ちいさな鶏にわとりが販売はんばいされるようになり、
鶏にわとりを丸まるごと食たべるサムゲタンが食たべられるようになったそうです。
「鶏肉とりにくも高麗こうらいニンジンも体からだを温あたためる効果こうかがあり、もち米ごめ、高麗こうらいニンジン、ナツメは必かならず入いれます」と金キムさん。
他ほかにお好このみで、マツノミ、カボチャの種たね、ギンナン、クリ、乾燥かんそうシイタケ、マツタケ、アワビを入いれます。
体調たいちょうに合あわせた漢方かんぽうを処方しょほうしてもらい、入いれる人ひともいるそうです。
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