16/09/01 20:55:50.98 qV5omGie0.net
タックスヘイブンに関するQ&A
Q.タックスヘイブンは合法と聞きましたが？
A.合法ではなく脱法と言うべきです。
法の抜け道をかいくぐる租税回避法であって、これを阻止する速やかな法整備が求められます。
Q.タックスヘイブンによってどんな問題が起こるのですか？
A.大まかに言って「税収が不足する」第一の問題と、「景気が悪くなる」第二の問題があります。
第一の問題：最も税金を負担すべき大企業・資産家が租税回避することで、
その負担が所得の低い一般国民にのしかかります（増税）。また、税収の減少によって
公共サービス（保育・教育、医療・健康保険、警察、社会福祉、国防、災害への対策等）の質の低下を招きます。
第二の問題：年間数１０兆円単位の膨大な資金が海外に移され、日本国内で動いていないことです。
資本主義は“お金が流れ続けること”を前提とした経済体制であり、
国外に流出したまま動いていない、いわゆる「死に金」が大量にあることは大問題です。
お金が流通しないことによる市場の縮小、市場機能のマヒ。それだけで国内は不景気になってしまいます。
Q.日本からはどのくらいのお金が流出していたのですか？
A.パナマ文書に記されたケイマン諸島への投資残高は、分かっているだけで約７４兆円です（2016年6月時点）
他の租税回避地（香港、シンガポール、スイス等）も合計すると、どれほどになるのか分かっていません。
日本は世界第二位のタックスヘイブン利用国であり、その損失額は累計数１００兆円規模とまで言われています。
しかし現在政府は調査もしていませんし、国税庁も資料の不足を理由に日本の損失額を試算していません。