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党本部にさじを投げられた自民都連 2016年7月19日
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★首相・安倍晋三は参院選後、１４～１６日までアジア欧州会議（ＡＳＥＭ）首脳会議のため
モンゴルを訪問。帰国して１７日からは山梨県の別荘で１週間程度の夏休みに入った。
１８日には財界関係者らとゴルフに興じ英気を養うとともに、来月３日の党役員人事と大型
ともいわれる内閣改造の人事案に着手する模様だ。秋の国会は９月１３日を軸に日程の調整が
始まっており、名実ともに休暇となる。自民党東京選出議員が言う。「この調子だと、
首相は都知事選の応援にも入らないというのではないか。世論調査も劣勢。組織固めが急務だ」。
★都知事選第一声で増田寛也の応援に立った自民党幹事長・谷垣禎一は、趣味の自転車で転倒。
入院したが、「病院も転院した。今週いっぱいは入院」（自民党関係者）と出てこない様子。
「谷垣さんの入院は構わないが、小池百合子が出した『進退伺』の返事。つまり党の除名問題
の結論をうやむやにしたいのではないか。それで入院したのでは」（自民党都連関係者）。
元首相・小泉純一郎は５日会見し、「自民党の推薦を得られず出馬した小池に、前は女は
愛嬌（あいきょう）、男は度胸といったが、最近は女も度胸がある」と褒めた。
「これで息子の進次郎が増田の応援には入りにくくなった。おやじが縛った格好だ。うまい戦略だ」
（自民党閣僚経験者）。
★これで自民党東京都連は党本部からさじを投げられた格好だ。
「そもそもあの『応援したら処分する』という都連の出した文書は官邸も党本部もカンカンだ。
都連会長・石原伸晃の進退伺の方が先になるのではないか」（自民党中堅議員）と党内では
ささやかれているそうだ。以前の党本部と都連の都知事選分裂選挙では、都連の推した候補が
勝ったが、当時の党幹事長・小沢一郎は引責辞任した。自民党内の雲行きが変わってきたか。