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学年主任報告も「共有不足」 矢巾・中2自殺で学校側
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矢巾町の中学２年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、
６月ごろに男子生徒をめぐるトラブルに関わった同級生を担任が指導した後、
学年主任に報告していたことが２５日、関係者への取材で分かった。
生徒が暴力被害や自殺を示唆していた生活記録ノートの記述は担任以外の
教諭は把握しておらず、学校は組織としての情報共有が不十分だったと認め
調査報告書に盛り込む方針だ。
関係者によると、６月ごろの自習時間に男子生徒がからかいなどの嫌がらせ
行為を受け、担任はトラブルに関わったとされる複数の生徒を指導。学年主任に
報告したが、何について指導したかなどの詳しい情報共有はされず、その後の
対応に生かせなかった。
学校の調査報告書は１年生時の事案を含む５件余りをいじめと認め、再発防止策なども盛り込んで２６日に遺族に提供する。