19/10/31 16:05:48.72 dNvzpLTf.net
なだらかな斜面をくだっていくと、いつしか川と平行して伸びる平坦な道に出た
ブォォォォォ・・・・
だいぶ無理をさせたようで、エンジンが過熱しているようだ
ま「一度休憩した方がいい?なんかエンジンの音がこもってるよ」
も「そりゃ、こんだけ無理させれば。でも、もうすぐつくかな?村があるってことは、やっぱり川の近くだよね?」
ま「たぶん。湖とか、水源の近くだと思うよ」
な「水道はないのです?」
ま「そこまでの文明とは思えないけど」
も「じゃあ、もうすぐかもしれないから、もうちょっと行ってみよう」
ま「らじゃー!」
川のほとりを進むと、徐々に木々が消え、ひらけた場所にたどり着く
大きなカーブを抜けると、まもなく人家が見えてきた
な「ほんとにあったよ」
も「あれ?お婆さんは村って言ってたけど、村っていうより、町って感じ?」
ま「だね、中世の町並みみたい」
な「魔法使いとかいそうです」
ま「このまま行ったらエンジン音でモロバレだよ?」
も「一旦降りて、歩こうか」
三人は、あたりを警戒してバイクをおりた
も「んんんん・・・・・これ、ひいて歩くと結構重いんだよね」
ま「がんばれ~!」
な「がんばって~!」
も「ちょ、押すとかなんとか手伝ってよw」
どうにか目的地に着いた三人は、正門らしき入口の、脇の草むらにバイクを隠し、歩いて町へと入っていった