19/10/29 09:32:14 yMcIjRZw.net
婆「ふっ…ふっ…ふっ…」
な「しゃべった!!」
ま「に・・・日本語!?」
婆「そう驚きめさるな、私はそなたたちと同じ日本人じゃ、ただし、元が付くがの」
な「元日本人?」
ま「ここで、なにをしてるんですか?」
も「それよりも、お婆さん、ここはどこなんですか?」
婆「一気に聞かれても答えようがないわい、そうか、そたたたちもこの世界にやってきたのじゃな」
も「はい、朝起きて、部屋を出たらここに来ていて…」
婆「確かに、ここは日本ではない、もっと正確にいえば、地球でもないのじゃ」
ま「ということは、別の星ってこと?」
な「元日本人ってどういうことなんですか?」
婆「ふっ…」
老婆はゆっくりことの顛末を話はじめた
婆「あれは50年前、そう、まだ私が20代の頃の話じゃ」
婆「わしは、ある山中の集落で、50人ばかりの村人と共に生活しておった」
婆「ある日、納屋へしまっておいた白菜で朝げをこさえようと母屋から外に出ると、見たこともない草原が広がっておった」
婆「それはあまりに広大で、そこからの眺めは一本の水平線しかなかったのじゃ」