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平岡法相、死刑執行に慎重姿勢
平岡秀夫法相は2日夜の就任会見で、死刑を執行するかどうかについて、千葉景子元法相が法務省内に設置した勉強会で自分自身の考えを整理するとした上で、
「考えている間は当然、判断はできない」と慎重な姿勢を示した。
「大変厳しい刑罰で慎重な態度で臨むべきなのは当然。制度を廃止するかどうかは幅広く検討していく」とも語った。
民主党政権の発足後、法相には死刑廃止派の千葉氏や江田五月氏が続き、執行は昨年7月の1回のみ。
2日現在の確定死刑囚は戦後最多の121人に上る。平岡法相は「国民感情は死刑の必要性、有用性に向いている面もある。
しっかり検討する」と述べた。
また、刑事事件での取り調べの録音・録画(可視化)の対象については「目指すところは全過程で全事件」と述べ、全ての事件で、取り調べの最初から最後まで対象にしたいと踏み込んだ。
その上で、「費用や効率性の問題があり、どこまでやるか総合的に考えることが必要だ」と語った。
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「犯罪者にも事情がある」 民主党・平岡秀夫法相の発言
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