06/09/19 10:32:22 WEJo1tkc.net
昔、作家の大岡昇平氏が井上靖の「蒼き狼」というチンギス・ハンを
主人公とする歴史小説を批判した時に、井上氏を擁護する評論化が大岡氏に
「あなた自身がお手本となる歴史小説を書いてはどうか」と言ったことがある。
それを読んで怒った大岡氏は「数ある作家の作品を批評するたびに同じような
作品を書いていたのでは身がもたない。書けないくせに、ていうのは自作を
批判された作家が批評家に抱く正直な本音だが、自分では書けないが批評は
上手という奴もいるのである。私は作家だが他人の作品を批評する時は
自分のことは棚上げにさせていただく。書けないくせに、などというケチナ
ことは言うな」という事を書いた。
前田氏と同レベルでないと批判できない、などというのは無茶な話だ。