21/02/06 10:14:29.00 6jqJik96.net
益恵さんは、千葉県市川市内で生まれ、都内の短大を出て、
大手メーカーに就職。そこで夫と出会った。25歳で結婚し、
26歳で娘を産み、30歳で息子が生まれた。
「当時の“マルコー”(高齢出産のこと)は30歳だったから、
マルコーになる前に産み切りたかった。あの頃はホントに
育児が辛くてね。今みたいにいいオムツもないでしょ?
みんな布おむつで洗っていたのよ。
主人は全然家に帰ってこないしね。主人はほとんど息子のこと
を知らないんじゃないのかな。子供の行事も見ていないと思う。
当時は都内の社宅に住んでたから、周囲の目もうるさくて。
しょっちゅう実家に帰っていたら、ウチの母が“出戻りみたいで
みっともない”って、この家を建ててくれたの」
益恵さんの母親は資産家の娘だ。子育ては、益恵さんと益恵さんの母で行った。
「私の父はエンジニアで、当時定年間際だったのに、ほとんど家に帰って
こなかった。ウチの息子は特におばあちゃん子で、息子なんて小学校の給食の時、
“なんでりんごの皮がむかれていないんですか?”って先生に質問したんですって。
この話を思い出すと、おかしくってね、いつも笑っちゃうのよ」
(つづく)