16/07/11 01:10:19.54 EgyDFcW9.net
日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで命を落とすといわれています。
日本人の死因トップであるがんの治療は、主に3大治療といわれる外科的手術、放射線治療、
そして化学療法(抗がん剤治療)によって行われています。
しかし、このがん治療が大きく変わる可能性が出てきたのです。
日本の医療体系を覆してしまうかもしれない薬の名前は「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)といいます。
がん細胞によってブレーキをかけられていた免疫細胞を解放し、自分の免疫力を使ってがん細胞を
攻撃する新たな免疫治療薬(免疫チェックポイント阻害薬)としてオプジーボが承認されたのです。
世界に先駆けて免疫チェックポイント阻害薬を実用化したのは、関西の中堅製薬会社である小野薬品工業です。
本連載では、オプジーボに関して効果や副作用などを細かく検証してみたいと思います。今回は、オプジーボが誕生するまでの流れをみてみます。
オプジーボががんに効く仕組み
2012年、「オプジーボが従来の抗がん剤と比べ、極めて有効」という論文が臨床医学誌
「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載され、「過去30年で試みられたがん免疫療法で、
最も高い奏効率(がん消失、または一定割合以上縮小した人の割合)」と称されました。この論文は、
国際的な経済新聞である「ウォール・ストリート・ジャーナル」などでも大きく取り上げられ、
世界的な革命技術として13年には米科学誌サイエンスがその年の画期的な研究に与える「ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」のトップを飾りました。
中略
この分子が、オプジーボを生み出したのです。オプジーボは、米医薬品会社のブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)と
小野薬品が共同開発した薬です。日本では、小野薬品が世界に先駆けて14年7月、根治切除不能な
悪性メラノーマの治療薬としてオプジーボの製造販売承認を取得しています。
これにより、オプジーボは世界で初めて承認を取得した免疫チェックポイント阻害薬となったのです。
今や米メルク、スイスのロシュなど世界の製薬大手もこの仕組みを使った免疫薬の開発を加速させています。
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