16/10/04 13:42:16.41 .net
今まで参拝してた成田山の別院と高幡不動の両方に詣でて、今後正式に参拝寺院を高幡不動に移すご挨拶を申し上げてきた。
不動経にお不動様は衆生の心中に住むと説かれる通り、心に深く念ずるればどこのお寺に参拝しようとも常にお不動様は傍に
おられると深く信じている。
高幡不動はちょうど七五三の参拝が多く華やかで、さらに御前さまの子供たちへの優しい眼差しが印象的だった。
七五三でも護摩供料は3,000円。それでいてしっかりと御札やお供物もお授けされる。
ここでもお祓いと称するものはあるが、成田山みたいに御幣でバッサバッサやるのではなく、払子を用いてお加持する。
確かにこれも正式な真言宗の作法ではないが、如法の仏具である払子を用いるだけ遥かにマシ。さらにその後御前さまが
優しく声をかけながら一人一人数珠の房で頭を撫でて健康を祈る姿は本当に心温まった。
本堂の中は護摩を修する独特な匂いに満ち、煤で黒光りする堂内からは深い祈りの息吹が感じられた。
お不動様の膝下まで行ける内陣参拝なるものがあるが、大きなお不動様を拝すると膝には護摩の灰が降りかかっており、
成田山の護摩のように煙も匂いも煤も巨大換気扇で吸い取る機械化護摩とは違い、お寺の至心な祈りが垣間見られた。