15/08/23 21:07:59.87 nYkvM+7ep.net
>>394
うん。見捨ててない。
さすが極楽板と呼ばれるだけあって、阿弥陀様のような住人さんだ。
法然の弟子の勝法房というのは、画を描くことが上手であったが、或時法然の真影を描いてその銘を所望した処が、法然がそれを見て、鏡を二面左右の手にもち、水鏡を前に置いて頂の前後を見比べていたが、ここが違うといって胡粉を塗って直し、
「これで似たぞよ」といって勝法房に与えられた。
銘のことは何とも云われなかったが、勝法房が後日また参って所望を申出でた時法然は自分の前にあった紙に、
我本因地 以二念仏心一 入二無生忍一
今於二此界一 摂二念仏人一 帰二於浄土一
十二月十一日
源空
勝法御房
と書いて授けられたから、これを前の真影に押して敬い掲げた。
これは首楞厳経の勢至の円通の文である。