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■「加工できない図面が年々増えている」
その部品加工の現場に異変が生じている。日本企業の「図面品質の劣化」が著しいのだ。「加工できない図面が年々増えている。
『どうやって造るの? あなたが造ってみせてよ』と何度言いたくなったことか」(前出の社長)
図面品質の劣化は、規模の大小を問わずこれまで多くの日本企業に見られてきた。だが、ここに来てついに「危険水域」に達したと言えるほど、ひどい状態になっているというのだ。
論より証拠。例を示そう。
「4-C3」との記述がある次の図面を見てほしい。
これは、部品の「角部(直角をなす2辺)を3ミリメートル(mm)削る面取り(『C面取り』とも言う)を、4カ所行え」という指示だ。
金属の角部をそのままにしていると、指を切ったりしてけがをすることがある。それを防ぐための処理だ。
図面に描かれた部品の形状をどう見ても、C面取りできるのはオレンジ色の枠で囲んだ2カ所しかない。残り2カ所はどこを面取り処理すればよいのか。
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