18/05/28 11:01:04.34 lhT3sVSHR
マツダのHCCIの弱点は、HCCI燃焼領域が狭いことだなー。
それ以外の領域ではオットー燃焼になる。
HCCIてのは、意図的なノックなんだそうです。よくわからんけど、自分なりの解釈はこう。
最初に濃淡ムラのある混合気を圧縮しておき、プラグで着火する。すると火炎が拡がり、
燃焼室壁面の混合気を加圧して圧縮し自己着火を起こす。
普通だとそれはノックでありマズイのだけど、濃淡ムラがあるせいで空燃比の良い部分から
着火を起こすので、多点着火になる。火炎が多数分散するからおたがいがぶつかっても大きな
衝撃波を作らないので、問題はない。そして火点が多いので燃焼時間が早くなる。
燃焼時間が早いと、最高圧力が高くなること、熱が燃焼室壁面にうばわれる量が減ることで
効率が良くなる。
ならば、ディーゼルのようにうんと気筒容積を大きくすればS/V比が下がり、もっと効率が
良くなるそうに思える。
しかし、オットー燃焼をすることも考えると気筒容積は500ccどまりにせざるをえない。
だったら、HVの発電用モーターとして利用し、常にHCCIだけで運転すれば、大気筒の
エンジンが可能ではないか。また産業用の一定出力用にも向いているかもしれない。