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> 僅か3分の走行でブローした、ホンダのF1エンジン
F1に興味の有る方はご存知でしょうが、そうです、「空冷のF1エンジン」がそれだったのです。
ホンダ・RA302
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「3分の走行でブロー」の話は、恐らく初めてのテストした時だったのでしょう。その後の改良でレース
に出られるまでに改善したようですが、最初から冷え難い自然空冷と分かっているはずなのに、
なぜそれが上手く設計できなかったのか、と言う部分に、この問題の本質が有るように思われます。
F1のエンジンは、素人的に考えても一般エンジンより遥かに大きなパワーを出すエンジンですから、
その廃熱も半端なものではないはずです。しかしエンジン技術者なら既に知っているべきことですが、
空冷エンジンとは呼んではいるものの、その実態は「オイル冷却液冷エンジン」と言うべきものでしょう。
ピストンが上死点まで上がった際、スカート部分を除き、シリンダーの殆どがオイルで冷やせる原理
となり、気体空気より液体のオイルの方が何倍も冷やす能力が高い、と言う原理をさえ知っていれば、
オイル冷却ラジエータを数倍の面積に増やすことで、この空冷エンジンも成功したかも知れないのです。