15/02/27 20:07:11.42 UQiCz0b5.net
>>470
適当な別スレが思い当たらないので、ここで手短に書きます。
競争社会では生産性の高い者でなければ生き残れないので、必然的に皆働くように
なります。それで社会が豊かになるのですが、悪い面もあります。
社会が必要とする以上に生産を増やせば、需要は飽和し、それ以上売れなくなります。
それを無理に売ろうとして値下げ競争(または同じ価格で品質向上)が発生します。
これが現代社会の不況・デフレの理由でしょう。
コンピュータが普及し、生産性が上がっているところへ、さらに働き者ばかりいるので
生産過剰に歯止めが効かない。
強いて言えばリストラを行い、人員削減を行うことが生産調整の手段になっていますが、
そのために失業者が増える。他の職を探そうにも、すでにどの産業も同じ人余り状況
なので、失業者を受け入れる余地はないのです。
日本のようにモノのあふれた社会とは、換言すれば、海外からの輸入である資源・
エネルギー・海外生産物の輸入が多いことと同義であり、海外支払いが増える。
そのため貿易収支が赤字化し、経済は悪化していく。
生産が増えることは、資源・エネルギーを廃棄物・廃熱に変換する速度を上げている
ことと同じで、環境破壊が悪化する。
人間が生きていくために必要なものを必要量だけ生産し、その労働を皆で分け合えば、
労働は今よりもはるかに少なくて済み、環境破壊も少なくて済み、エネルギー消費の
少ない社会にすることで原発を使わなくてすませることができるかもしれません。
逆に言えば、必要以上に働きすぎないでほしいのです。
ただがむしゃらに働くことは、生産能力の低い時代では正義でしたが、現代社会では
別の方法が必要だと感じています。