13/05/05 19:12:54.20 dBfqVHBe.net
>>578
> 自動車サイズのエンジンの熱効率シミュレーションで、吸排気行程の仕事は考慮していないにも関わらず
> 過給で熱効率が向上するという結果が出てるのに対して、それはどうしてだと思うって話だよ?
自動車エンジンで加給により効率が総合的に上がるエンジンは、どのエンジンだ?
> 「過給はNAと比べると吸気量に対しての膨張比が低下するから効率が低下する」事の影響って
>実は全然大した事のないものなのかもね、て事だよ
膨張容積の縮小と膨張比の低下は違う事だと判って書いてるか?
工程1回の発生トルクで比較しないと、慣性の影響が速度の違いで効率は比較できない。
同一の吸気量ならば行程容積が縮小した時、縮小した分の容積の圧力が動力にならず
排出されるわけだが、理解しているか疑問に感じる内容だ。
行程容積が小さくなっても、燃焼室容積が同じように縮小すれば膨張比は同じになる。
加給圧によって左右されてしまう部分だし、インタークーラーの能力によっても変る。
そして実圧縮比は大気に対しての基準であり、インタークラーがあってこそ充填効率を
効率を落とさずに上げる事ができる。
実圧縮比は行程容積比と違い、充填効率を上げる事であり大気圧に依存する。
加給は大気圧を上げた事になるが、排気が相対的に低い事になり、その差の圧力で
タービンを回しているだけでなく、それ以上に圧力を上げているからポンピングで損失が生まれる。
機械的圧縮比で言えば加給は必ず圧縮費が下がるのだから、燃料消費に対する出力は
実圧縮比が問題になってくることは当然の話。
行程容積が縮小する事は、影響が少ない下死点付近の工程を切り捨てる形であり
加給はタービンで拾うエネルギーを自らの働きで増やしていることになるから
劇的にパワーが上がっても、効率の悪化は少しですんでいる。