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BSE問題 米・現役食肉検査官が「ずさんな実態」を初証言
4/11 15:38更新 URLリンク(www.nnn24.com)
BSE問題に関連して、アメリカ農務省の現役食肉検査官がNNNのインタビュー
に対し、「食肉処理場の検査体制はずさんである」と具体的に証言をした。
現役の検査官がテレビカメラの前で、このような証言をしたのは初めて。
食肉処理現場のずさんな実態を証言したのは、牛の月齢判別や危険部位の
除去などが適正に行われているかを監視する農務省・食品安全検査局の現役の
食肉検査官。検査官は「米国内で本来、食肉として処理されてはいけない、
月齢30か月以上の牛の危険部位が処理される場面をこの2日間だけでも2度
目撃した」と述べた。また、処理場の従業員の多くが、まともな訓練も受けない
まま、月齢判別などの現場を任されているため、間違いや見過ごしが日常的に
起きていると述べている。
さらに、間違いや見過ごしを指摘した場合にも、処理場や農務省の幹部には
とりあってもらえず、現場の検査官の権限がほとんど生かされていないと訴えて
いる。その上で検査官は「処理業者が、農務省に指図をするという構図にはもう
うんざりだ。結局、業者は検査官をなるべく排除しようとしているんだから」と述べた。
今回の取材に応じた検査官以外にも、農務省の基準が守られていないと主張する
現場の担当者は全米で声を上げ始めている。輸出再開の条件として、農務省が提示して
いる安全対策が本当に現場レベルで守られているのか、日本側はあらためて見極める必要がありそうだ。