24/01/13 11:25:05.64 gNqwpUEvF
いつも行っていたとある駅のホームにある立ち食い蕎麦屋。
いつ行ってもおばちゃんが三人で切り盛りしていた。
ところが、その日僕がいつものように暖簾をくぐると、三人のうちのひとりが若い女性だった。
瞬間で可愛いと思ってしまった僕は、いつもの天ぷらそばの味もわからないままずっとその子に見とれていた。
歳の頃は23、4歳だろうか、二人のおばちゃんのせいで少し若く見えていたかもしれない。
その日以降よく見かけるようになったその子に会いたくて僕は毎日のようにその蕎麦屋の暖簾をくぐるようになった。
蕎麦の注文をする以外に話すこともないまま時は流れた。
つづく