08/01/08 16:50:18 DrfJEjHZ.net
ランチタイムの繁忙時もひと段落ついた昼下がり、
ふらりとくぐった暖簾の向こうで、愛想のいい女将の声がする。
おもむろに小上がりに席を取りお品書きを見ながら、
まずは女将お薦めの日本酒を一合頼む。
一緒に卵焼きと板わさと焼き海苔を注文し、店内をぐるりと見渡す。
品のいい漆喰壁に架かった風景画と控えめに飾られた小物。
おしぼりで手を拭っていると、ちょうどいいタイミングでお酒が出てくる。
お猪口に注ぎまずはひとくち。ああ美味しい。
口内に広がるお酒の余韻を楽しんでいると、焼き海苔登場だ。
きちんと桐箱に収まっている。
醤油を小皿にひと垂らしして、ちょっとだけ海苔を浸けて食べる。
ああ美味しい。