24/07/14 13:56:22.42 NqHsMRsk.net
>>154
続き
アフリカライオンには、ある地域個体群のみホワイトライオンを稀に産み出す
氷河期に雪原で暮らした適応、表現型が劣性遺伝しながら現在まで保存された結果と言われる、もしまた白いライオンが有利な環境変化(氷河期に突入)となればホワイトライオンが優勢になる事だろう
ホワイトタイガー然り…
ネコ科動物だと黒変も有るか、ブラックジャガー、ブラックパンサー…
日本産オオクワの巨大化探求の行程は、森田、元木らによると
能勢で得られた65ミリの中歯型の♂から始まる
通常なら大歯型になるサイズ
この個体が大型化する素質を持ってるのではないか…人為選択、淘汰が始まる
巨大な♀が出るようになり、スタート時点から巨大化に有利な卵が得られ
データを取りながら最適な飼育温度、蛹化、羽化不全を防ぐ温度変化をつける
菌糸瓶に常に風を当てる工夫、酸素を行き渡らせる工夫…
陸封されてより1.5万年、おそらくオオクワにとり3000から5000世代では巨大化グラン因子は完全には消えていなかった為に、先のホワイトライオンの例の如く、時折発現しながら劣性遺伝して保存されてきた。
生物は環境に適応する為に姿を変える、適者生存の結果である。
大きさは比較的フレキシブルに変更が利くパラメータであろう
大陸に住む巨大なカバと島嶼矮化したコビトカバの例もある
遺伝子の記憶として働かないゲノム配列はジャンクとして残っており
必要となれば環境の遷移に対応しようと遺伝子プールの中で最適な発現を模索する
近年シベリア永久凍土が溶け出していて、毛長マンモスの軟組織が得られている
現生で最も近い種はアジアゾウ、アジアゾウを母胎にすれば毛長マンモスを復活させられる!ってプロジェクトも動いているね。
鑑みると
日本産オオクワが資質を示す個体が残っていたからには、原初の勇壮なる原初グランディスの姿を、人為選択によって取り戻す事が可能だったと考えられる
日本産オオクワのみ、コクワなどの他種と異なり特異的に巨大化する因子を、直近の種、氷河期後期の姿を遺伝子プールに内在させていたのである。