16/08/25 01:05:25.02 0gk2VADr.net
>>52
悪い採集方法もあれば特に問題のない採集方法もある。
基準は「オオクワガタの生息環境にどれだけの影響を与えるか」じゃないかな。
材割りは確実に発生源をひとつ壊す。そうまでしてつかまえなきゃいけない時代は過ぎ去った。
確かに材割りには有用な側面があった。
・謎だったオオクワガタの生態を知るのに役立った
・質のよい飼育技術の向上
といった具合に。
それはリンク先の「好奇心」という言葉が象徴している。けど、その「好奇心」が有用で、通用していた時代は終わった訳。つまり「好奇心」も役割を終えたと言える。で、材割りは「好奇心」という建前すらなくなって、発生源の破壊という結果しかもたらさない行為になってる。
ましてや、今はダムだの道路の開通だので山そのものを壊している状況。そんな中で発生源が一つなくなる、というのはかなりのダメージじゃない?
昔から街灯巡りをやってた人に話を聞くと、20年程前はオオクワガタが年40頭はとれていたそうだ。今は同じ出動頻度で10頭位しかとれないらしい。(街灯が替わったから、という理由もあるだろうけど、少なくなってると言ってた)
大規模にオオクワガタの生息環境が壊されてるのに、発生源まで破壊してどうするのか?
今はもう意味をなさない「好奇心」は、破壊がもたらす結末に、責任ある有用な防止策を出せるのか?
ここに明確に肯定的な回答を出せない限りは、材割りは否定されるべきだと思うよ。
煙幕や樹皮剥がしもダメな採集方法の部類。
街灯巡りやルッキングは修復不可能な位に生息環境を壊すわけではないからね。
ライトトラップも材割り程には生息環境にを破壊しない。(私は別の理由で否定的だけど)
採集方法と一括りにはできないよ。
バランスを取る、あるいは両論併記が必ずしも正しいとかいい意見と言うわけではない。