21/08/24 21:11:37.94 eWhwZgKF.net
大阪大学の追加研究キタ
URLリンク(www.biorxiv.org)
mRNAベースのワクチンは、SARS-CoV-2のほとんどの一般的な亜種に対して
効果的な防御を提供する。しかし、今後のワクチン開発においては、
突破口となりそうなバリアントを特定することが重要である。本研究では
Delta変異体が、抗N末端ドメイン(NTD)中和抗体から完全に逃れる一方で、
抗NTD感染力増強抗体への反応性を高めることを発見した。
Pfizer-BioNTech社のBNT162b2免疫血清はDeltaバリアントを中和したが、
Deltaバリアントの受容体結合ドメイン(RBD)に4つの共通変異を導入すると
(Delta 4+)、BNT162b2免疫血清の一部が中和活性を失い、感染力を増強した。
BNT162b2免疫血清の感染力増強には、
Delta NTDのユニークな変異が関与していた。
野生型スパイクではなく、Deltaスパイクで免疫したマウスの血清は
感染力を高めることなく、一貫してDelta 4+変異体を中和した。
GISAIDデータベースによると、
3つの類似したRBD変異を持つDeltaバリアントが既に出現していることから、
このような完全なブレイクスルーバリアントを防御するワクチンを
開発することが必要であると考えられる。