20/02/05 06:34:32.68 GfMD27UQ.net
新型肺炎で経済損失17兆円 推計感染1億8千万人の衝撃予測
もはや世界経済への打撃は避けられそうにない。感染拡大の一途を
たどる新型コロナウイルスによる肺炎。中国政府によると、死者は
400人以上に増加。感染者は2万人を突破した。いずれも2003年に
流行したSARSを上回る数字だが、経済損失も“SARS超え”
は確実な情勢だ。
3日の日経平均株価は一時、400円超安。春節連休明けの上海市場も
前回取引からマイナス8・7%下げて取引を開始した。市場が敏感に
なるのも当然である。SARSによる世界経済の損失は約400億ドル
(約4兆3700億円)だったといわれている。今回の新型肺炎の影響は
SARSを大きく上回る可能性があるのだ。
31日付の米「ブルームバーグ」によると、SARSの経済損失を試算
したオーストラリア国立大のウォーウィック・マッキビン教授(経済
学)は「新型コロナウイルスによる経済への影響はSARSの3~4倍
に上る恐れがある」と指摘。単純計算すると、新型肺炎による経済損
失は最大で1600億ドル(約17兆円)にも上る可能性がある。
さらに、中国の民間シンクタンク「恒大研究院」は“震源地”となった
中国国内の損失だけでも16兆円以上と算出している。感染は世界26カ国
に広がっているため、世界全体の経済損失は17兆円では済まないだろう。
「現在の中国の経済規模はSARS流行時の4~5倍です。当時は中国経
済の成長率が2%下落しましたが、今回は2%程度の落ち込みで済むかど
うか。経済活動に必要な『ヒト・モノ・カネ』の移動が制限されている
うえに、欧米ではアジア人に対する差別意識が広がり、終息の見通しは
立っていない。先行きの見えない状況では設備投資もできず、雇用も生
まれないため、経済は停滞する一方です」(経済評論家の斎藤満氏)
(以下つづく)
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