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【南アフリカ AIDSワクチンの臨床試験開始】Jul 20, 2009
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南アフリカは、米国の専門家と共同で開発していた２つのエイズワクチンの臨床試験
を今月から36人のボランティアに対し実施する。米国では今年の初め12人のボランティア
に対し開始している。米国衛生研究所からの技術援助を受けケープタウンの大学で
設計されたものであり、製造も行う。
昨年度、南アフリカではおよそ520万人がHIVを保有している。若い女性が最もひどく
20～34歳の3分の1が感染している。
1999年から保健、科学技術省はワクチン開発に2億5千万randの資金を10年間に渡って
投資してきた。250人の科学技術者がプロジェクトに取り組んできた。
エイズワクチンの研究では、期待はずれに終わることが多かったため、高額の投資を
続けることに疑問を投げかけ、予防と教育に投資すべきであるとする者もいる。
政府の医療審議会理事長「コンドーム配布と行動教育プログラムがあるにも関わらず
毎日、何百人もが感染している。ワクチンは我々が本当に必要なものである。研究により
HIVだけでなく、結核や鳥インフルエンザに対しても同じ専門知識を使うことが可能だ。
次のパンデミックインフルエンザが世界を襲うとき、ワクチンの開発競争が起こるだろう。
南アフリカにワクチン製造能力があることは重要である」
1990年代、当時の大統領はHIVとエイズの関連を否定していた。当時の厚生相は従来の
エイズ治療薬に不信感を持っていて、ビートとレモンを治療のため販売促進しようとして
物笑いの種になったこともあった。