09/03/19 00:45:06 lU/1l2YY.net
それから、国境を越える国際列車か否かという事も、これだけ知られる様になったのに、
意外と大きいんじゃないだろうか。
戦間期は無論、戦後暫くの間ヨーロッパには、EUもシェンゲン条約も無かったし、
EUROの様な共通通貨も勿論無い、ヨーロッパはバラバラの状態な訳で、
必然的に多国間に跨がるオリエント急行なんかに乗ったら、頻繁の国境審査は当たり前の事で、
そうなると、事件の一つや二つ起きる事があっても不思議じゃないし。
今だって、多国間・多国籍の人々が出入りする空港の入国審査で、
おいちょっととCIQ係官から別室行きになる人達が、結構いるんだし。
多国籍の人々が乗り合わせ・多国間に跨がって走った、EUもシェンゲン条約もEUROも無かった、
古えのオリエント急行に、何も目立った事件が起きない方がおかしい。
一方で富士やさくら、つばめみたいな日本の伝統名称の列車、
そしてイギリスのフライングスコッツマンは、
どんなに歴史があったとしても、国際列車では無かったが故なのか、
世界中に知名度が知れ渡る様な出来事や事件は、聞かないしなあ。