07/05/07 01:00:44 uoKRQkVM.net
帰ってきたぞ。
簡単にギリシャ鉄道レポを。
・ペロポネソス狭軌関係
アテネのラリッサ駅(ペロポネソス駅)からの路線は
標準軌への改軌が完了しコリントス新駅までは郊外鉄道と称する
微妙なスタイルの2両ディーゼルカーが凡そ15分から
30分ぐらいに1本で運行されていた。
狭軌の発着駅はコリントス新駅が終点になり、
パトラ方面へ行くにはここで乗り換えが必要。
なお、コリントス新駅はコリントス市街から4キロほど離れた場所に
あるのでここから徒歩でコリントスへは行けない。
巡回バスもなく不便だった。
コリントス新駅はかなり大きな駅だが
実際使われているのが2線1面のホームだけであとは閉鎖中。
将来はペロポネソス半島各線への特急が頻発される予定のようだが…
なお、コリントス駅は市内にあるが、単線1面のローカル線みたいな
風情だった…
なお、コリントスからナフプリオン、アルゴス方面への路線は工事に
より運休中。
ミケーネ遺跡にいくバスからたまたま線路が見えたが、木製の枕木を
コンクリート製に交換しているようだった。
・アテネ周辺
アテネのラリッサ駅は「これが首都の駅か?」と疑問に思うほど貧弱。
日本の地方都市の特急の停止する駅みたいだった。
駅は3線2面のホームしか使っておらず、しかもそのうち1線は
空港やコリントス新駅に向かう郊外鉄道用であり、もう1線は
到着列車用なので、事実上 1線でやり繰りしているような状態。
まあ、重要幹線であるアテネからテッサロニキですら1日10本程度しか
列車が走らないので必要ないのかもしれませんが。
あとこの幹線はピレウスまで延びているので、実は途中駅だし。
アテネ周辺は複線化・電化しているのになぜか長距離列車は未だに
ディーゼルカーかディーゼル機関車牽引。
どうも途中の区間で難所があり 電化が完了していない模様。
それにしても本数が少なすぎる。
施設より車両が追いついてない珍しいケースだ。
なお現在アテネ郊外に全てのインターシティー列車が発着し、
かつ市内への地下鉄も延伸されるアテネ新駅を建設中なので、
その際に増発があるかもしれません。
そうなるとラリッサ駅も郊外鉄道の一駅に成り下がると思われるので、
これがもう見納めになるかもしれません。
今日はこのへんで。