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【外信コラム】イタリア便り 安くて早いもの勝ち 2009.4.26 03:47
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イタリアの政治の中心ローマと経済の中心ミラノを結ぶ交通機関として、高速鉄道が飛行機と自動車を抜き1位を占め始めた。
ローマ-ミラノ間(高速道路で575キロ)の3つの乗り物による市内から市内までの所要費用と時間を比較すると、次のようになる。
車だとガソリン代と高速道路代を合わせ116・3ユーロ(約1万5500円)で、5時間半。
飛行機だと両都市の市内から空港までのタクシー代と飛行機代が合計316ユーロで、2時間10分。
鉄道だと両都市の市内から駅までのタクシー代と高速列車運賃の合計が134ユーロで、4時間30分となる。
旅行をするなら車が安いが、時間を重視するならやはり飛行機となる。この3交通機関の利用率は、昔は車が一番だったのに、
今年は車10%、高速列車48%、飛行機42%と、高速列車が昨年比で12%上昇し、飛行機を抜いて一番となった。
半民営化した鉄道は、将来のローマ-ミラノ間の所要時間3時間を前に、利用率を50%以上にするため、
4月1日から6月末までに限って利用者獲得大キャンペーンを開始した。利用率の低い曜日と時間帯に合わせ、
月に15%の割引切符を15万枚、30%割引を6万枚、60%割引を4万枚、予約の早い者勝ちで売り出したのだ。
利用者にとっては早くて安いに越したことはないので、さらなる競争合戦を期待したい。