07/09/24 03:00:19 Kun0VOw8.net
>>139
日本として日欧を鉄道という輸送効率が非常に高く、かつ船舶に較べて迅速な輸送な可能な交通手段によって物流ルートを整備することは
経済的にも意義のある話であり、戦略的には日本とペルシャ湾を結ぶシーレーンの補助ルートとしての位置付けも可能になる。
事実シベリア鉄道はクラスノヤルスク以西では中央アジア諸国の鉄道と結ばれている。
・・・が、だからといって直接レールで結ぶことに拘る必要は無いだろう。特に車輌限界の問題は致命的な欠陥。
日本が協力すべきは、シベリア鉄道の路盤強化(コンクリート枕木化、道床厚の増大、橋梁の架け替え等)、
通信設備の改良(既に日本の一部企業が携帯電話技術を応用した列車運行管理システムを売り込んでいる)等であろう。
信号施設・列車運行管理技術が向上すれば全線複線電化のシベリア鉄道の輸送力はまだまだ伸びる余地がある。
日欧以外の国では、鉄道といえば貨物輸送が主であって、旅客輸送が中心の日本のイメージとは大きく異なる。日本は周囲が海であることに加え、
瀬戸内海のような海域を持つ為、内航海運が発達している。鉄道がその強みを発揮するのは輸送距離が600kmを越える場合であり、
更に、軽薄短小な物資よりは天然資源など重厚長大型産業に関連する物資を輸送するのに向いている。