09/06/04 00:56:21 AWlBfodD.net
>>102
電化区間は、勾配線区を除くと、パリを中心に、主に官営鉄道(パリからフランス西部方面)にて、直流1500V電化が推進されていました。
パリ近郊の電車網には、Z1400形やZ150形のような電車が走っていました。
URLリンク(www.railfaneurope.net)
1930年代後半には、パリとル・マン間の電化が完成し、長距離電車運転も行われています。
その際に投入されたZ3700形電車はステンレス製で、後に続くステンレス製電車の先駆けとなっています。
URLリンク(www.railfaneurope.net)
これらの電車の多くは1980年頃まで現役だったようです。
当時のフランスの鉄道は、世界的に見ても、極めて先進的だったと思います。
特に自動車メーカによる気動車は、極めてユニークなものが数多く存在するほか、
複式蒸気機関車を多用していたことや、ブフリ式駆動の電機も多数保有していました。
背景としては、6大鉄道会社による技術競争のほか、
不況や自動車・飛行機の発達による鉄道競争力低下への対策などがありました。
実際、1930年代には、フランスの軽便鉄道の多くが廃線となっています。
日本で、当時のフランスの鉄道技術があまり知られていないのは、
日本の鉄道が、ドイツやアメリカの鉄道に学ぶ部分が多かったからと思われます。
もしかすると誤解があるかもしれませんが、こんなところでよろしいでしょうか?