16/02/24 20:30:28.85 knM2RW6Q.net
請負:丸紅、車両:川崎、ソフト:シーメンス
URLリンク(www.ys-consulting.com.tw)
高鉄局は昨年8月、システム統合テストの進行の遅れを理由に、桃園空港MRTの開通時期を同年末から今年3月に延期すると発表していた。
今回の発表で開通延期は6回目となった。
高鉄局によると、桃園空港MRTは営業開始前の試運転(PRSR)でテスト項目46項目のうち6項目が未着手だ。
信号制御ソフトウエアの問題が原因で、▽直通車の最高時速が57〜58キロメートルと契約で求める60キロに届かず、
台北駅〜桃園空港駅の所要時間が最短35分50秒余りと要求の35分以内を上回っている▽運行間隔が3分17秒と要求の3分を超えている─など、基準をクリアできていない。
高鉄局は、昨年末に請負会社の丸紅と信号制御ソフトウエアメーカーのシーメンスに改善を要求したが、依然「鋭意努力中」だと弁明した。
高鉄局は、テスト項目全てを終えた後も、走行試験で7日連続で信頼度99%以上を確保する必要があると説明。
これをクリアした後も約3カ月にわたる最終検査と模擬訓練を行う必要があるため、開通は6、7月以降となる見通しだ。
高鉄局は、請負会社は開通後に違約金、および運営会社の桃園大衆捷運(桃園メトロ)が被った損失の
計50億台湾元(約170億円)以上の支払いを請求されることになると指摘した。
鄭文燦桃園市長は23日、「1,200億元を投じ、着工から約10年たっても開通基準に達しておらず、市民の期待に応えていない」と
批判した上で、高鉄局に対し安全を確保した上での早期開通を求めた。
早期開業優先で交渉中
一方で高鉄局は、規定の運行間隔を変更し、台北駅〜桃園空港駅の一部区間(A3〜8駅)での停車時間も短縮した上でまず開通させ、
その後、運休時間を利用してソフトウエアの改善をメーカーに求める方向で桃園市政府と交渉中だと明らかにした。
実現すれば5月20日までの開通も見込めるとのことだが、先行きは不透明だ。