08/07/11 08:56:48 qviqxlGL.net
露本土と夢の“連結”計画 走れサハリン鉄道
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
かつて日本領だったロシア極東サハリン州で、戦後60年以上が経過してようやく、
交通インフラ(社会基盤)の要である鉄道の全面改修工事が始まっている。
石油や天然ガスを産出し始めた同島への関心の高まりが、鉄道の大規模整備の開始
を可能にした。同州では、ロシア本土やさらには北海道にも鉄道を連絡させ、
欧州と日本を結ぶ架け橋になるという壮大な夢を描いていた。
サハリン鉄道幹部によると、日本の鉄道はすでに老朽化が著しく、3年前から
全長約807キロのサハリン鉄道の線路の全面改修工事を開始。
これまでに、約250キロ分の線路を日本時代の狭軌からロシア標準の広軌に
変える作業を終えた。2015年には、完全に広軌に置き換わり、鉄道の“ロシア化”
が完了する予定だ。
ホロシャビン・サハリン州知事は外国メディアとの会見で、幅7・5キロの間宮(タタール)
海峡をまたぐ橋かトンネルを建設する事業計画を立案作業中であると表明した。
2年後にロシア政府に諮る考えだという。同知事は「島に定住するためには本土との交通
が安定的に確保されることが重要であり、政府が事業に賛同してくれることを切望する」と強調した。
同知事はさらに、鉄道発展の第2段階として、日本の北海道と海底トンネルか橋で結ぶことで、
サハリンが欧州と日本を結ぶ橋になれるとの壮大な夢を描いてみせた。
ただ、日露間には北方領土問題があり、第二次大戦後にまだ平和条約が締結されていない。
国境をまたぐ巨大プロジェクトの実現は限りなく不可能に近いが、同知事は
「北方領土問題は鉄道の事業には影響しない」と切り捨ててみせた。