16/06/04 23:31:51.22 OJuf32RT0.net
(↑つづき)
5月下旬、オランダから観光に訪れた会社経営者のマイケル・ボリングスさん(25)は、カプセルの中で長い足を伸ばしてくつろいでいた。
各地のカプセルホテルを泊まり歩いているというが、「身長188センチだけど、ここはゆったりできる」と満足そうだった。
観光客が集う黒門市場(同区)のそばでも今年4月、「シェルネルなんば」(同3800円~)がオープンした。
ターゲットは働く30代の女性で、カラフルな館内着や清潔感にこだわった。
カーテンで仕切ったツインルームは友人同士での利用もでき、特に若い世代に人気がある。
就職活動で大阪を訪れる大学生も安さと利便性に注目する。
7泊で1万7550円の滞在プランを提供する「サンプレイン長堀」(同区)では、プリンターがあるインターネットスペースやアイロンの貸し出しもある。
メーク落としや化粧水もそろい、女子大学生に好評だ。周囲には企業も多く、社長の佐藤可奈さん(47)は「落ち着いて面接に臨んでもらえるはず」と自信を見せる。
観光庁によると、15年の大阪府の客室稼働率は85.2%と全国トップ。カプセルホテルは今後も、新しい客層やビジネスマンの受け皿として活気づきそうだ。【宮嶋梓帆】