20/09/03 19:36:31 .net
都市部から少し離れた郊外にある某県新興住宅街、我々はここにじゃあの氏が居るとの情報を得て、そこへと向かった。
そう、彼は最強ヒキ揃いの40スレの中でも光ファイバー回線をいち早く導入した程のひきこもりであった。
アルファードで行く事約50分、我々は情報をくれた初老のX氏と接触する事に成功した。
「結構新しくて綺麗な家が多いところですね、じゃあの氏の家はどんな家だろう。」
部下が何気なくそう言うとX氏は「あいつはこんなきでんだば(注.綺麗なという意味の方言)ときに居らん。」とぽつりと言った。
我々はその発言がどういう意味なのかその時は分かっていなかった。
そして小一時間X氏に先導されて、着いたところは小高い丘に建つ古い神社であった。
「なんだここは…。」
禍々しい空気で充ち満ちているその場所は、お供え物としてエロゲが転がっていた。しかしかなり時間が経っているようでパッケージは朽ち果てかけている。
「これは…PC98版河原崎家の一族か…、かなり古いな。」
しかしどこを探してもじゃあの氏は見つからなかった。その神社内にも居なかった。
「じゃあのはこれが大好物なんじゃ…。ヒーッヒッヒッ。じゃあの」
そう言うとそのX氏はエロゲのパッケージだけでオナニーし始めた!
後で付近住民に聞き込みをした情報によると、じゃあの氏が40スレから失踪した2019年頃からこの神社にこのX氏は住み着いてるらしい。
「ヒキスレに所属していた人間は真っ当に生きちゃいけないっていうのかよ!」
上司が珍しく感情を露わにした。我々はまたもや開けてはいけないパンドラの箱を開けるだけ開けて、何も出来ずに帰路へと着く事になった…。