17/09/23 16:11:34.17 8T7QpGaW.net
13mmがあるにも拘らず12mmが登場したのには、相応の背景がある。
13mmは16番の資産を活用することで成り立ってきた経緯があり、ともすれば16番由来の
変形部品を抱える傾向にあった。設計変更が進んだ昨今では少なくなってきてはいるが。
また、特に箱物において、長軸はいいが短軸用の台車に専用の品揃えがないケースが多い。
実物より縮尺比で広い16番の台車を共用すれば、肉厚の薄い部品を使用せざるを得ず、
足回りが貧弱なモデルとなってしまう。(よって短軸でも長軸代用とするケースが多いと見られる)
12mmで旧型国電の製品化が急速に進んだのは、13mmでこれらの再現性が十分でなかったことが
大きな理由として挙げられるかと思う。(旧国が12mmの雰囲気に合っている、という側面もあるだろうが)
蒸機は特に16番からの改軌が難しく、既に真鍮完成品では12mm市場が16番のそれを上回っている。
電機、DLとも13mm専用台車がないケースが多く、ここも12mmは昨今勢力を増してきている。
12mmで編成箱物の市場規模に今一つ伸びがないのは、16番から13mmへの改軌が比較的
容易であると考えられているからだろう。13mmと12mmで市場が喰い合いをしているのは、
残念ながら事実である。