22/06/13 17:45:37.95 2x2LFsZg.net
wikiは本当に勉強になりますわあ。
その1
ドイツでは小さな電鉄の連結器は標準軌であってもバッファーを持たないことがある。
いわゆる朝顔形が多いのですが、ドイツではトランペットカップリングと呼ぶ。
Trompetenkupplung
楽器に詳しくないが、トランペットはドイツ語が由来なのだろうか。
朝顔は雅な、鉄道車両に用いるにはもったいないような格調高い言葉だと思うが、トランペットカップリングも耳に響きが良いねえ。
この形状の連結器の発明国がどこなのか未だに判らないのだが、よくぞ名付けたドイツ人。
日本型味噌汁軽便談義の際に、トランペットカップリングを使って煙に巻いてやろう。
相手車両との接触部が四角いタイプは違いますぞ。円形をした朝顔形限定の呼び名ですぞ。
ところで、四角いほうが合理的で作り易かろうに、なぜ円形を目指したのだろう?
円形のバッフアーと付き合い慣れた地域の発明品かな。
そういう実用性に欠ける造形が朝顔型連結器固有の美しさであり、わざわざ再現したくもなるのです。
その2
Schlepptriebwagen
シュレップトラビワゴン?牽引車両?
日本で電動貨車というと、機関車と何かの二種混合という座りの悪さもあって説明に困る。
ほぼ見かけなくなった現在では動く貨車という説明ではJR貨物の例の立派なアレを巻き込んでしまい、イメージが傷付く。
鵺のような存在感はドイツでも同じらしい。
長ったらしい名前は三つの単語の合成語で、分割したらそれぞれが翻訳できた。
「機関車には含まれないが、牽引力を求められる車両」という意味らしい。
単に自走可能なのではなく他車に牽引力を及ぼすという意味であるのが味噌。
元になった単語に電気動力の意味はなく、気動車も含まれる。
日本では例が見当たらないが、例えば銀龍号が旅客営業を止めて機関車代用になればSchlepptriebwagenだろう。
客室は小さいか無くて、郵便荷物室を持つものが多いとある。モニ、モユニが多かった。
ドイツ国内のグループとしては非常に珍しい少数派で、DBにはほぼ類例が見られないらしい。
以上、全部受け売り。