21/10/04 18:31:21.89 D6Oy4xei.net
お題頂きましたぁ。
あの東武が何で貰ったのか判らない、という機関車ですね。
情報の少ない時代ですけど、事前に重量とか牽引力ぐらいは得ていることでしょう。基本的なスペックを見ただけでも察せられそうなものです。
物々交換のアンバランスさから東武が騙された説が昔からありますけど、以上の点からは考え難い。
原因は、有田鉄道に先立つものは何もなく、機関車という名の屑鉄しか差し出すものがなかったからではないでしょうか。
東武の置かれた立場を想像してみましょう。
緊急に欲しいのは63型で、その割り当ての加減は国が握っております。そこで得点を稼ぐために目立つように中小企業支援をした・・・のではないか。
東武は電車も、大手他社に比べるとなかなかの上玉を中堅私鉄へ放出しています。
とにかく定員の大きな63型に化けてくれればいいという想いが透けて見えるような気がします。
よく判らんのは、豆粒機関車を受け取った東武は長期保管した末に、廃車にするために車籍を与えている点ですね。
そりゃ車籍のないものを廃車手続きも出来ないだろうけど、そんなに書類上の辻褄合わせが大切なことだったのか。
書類の説明を受ける運輸省担当者が困ってしまいそうです。車籍を与えた時点で稼働可能とも思えない。
税制上はどういう扱いだったのか。放置中は国から見れば行方不明も同然ですから当然非課税でしょう。
車籍を得て即座に廃車手続きをして、資産価値は日割り計算して納税したんでしょうか。