15/09/20 14:06:46.57 STBSLRv3.net
それはさておき1/87スケール日本型の今後について。別の角度からの話。
1/87スケール日本型といえば最大勢力は軽便鉄道だ。数社が活発に仕事を続けている。
そして1/87スケール日本型の発信源として働き続ける。
1/87スケール日本型に軸足を置く人を常に生み出し続け、近似スケール間の分断に加担する
この動きは当面は続くだろう。
なぜならば、競合する1/80スケール軽便鉄道に数年前、残念な出来事があったからだ。
1/80スケールのメリットを活かそうとしたのであろうその製品は、なんと9.5mmゲージを採用してきた。
実物762mmを単純に1/80とした9.5mmゲージはNゲージ普及前に提唱され、TMSの作例もあった。
しかしNゲージが定着するとともに消え、過去の遺物となっていた、はずだった。
ところがこの、お名前は知らないがド阿呆な企画者は、1/80スケールメリットを最大限に生かすには0.5mmの差が許せなかったらしいんだな。
1/80スケールで軽便鉄道をするような奴は線路などハンドレイドして当たり前だと、そう主張したかったらしい。
9.0mゲージに淘汰された歴史から何ら学ばなかったと見える。
どれだけ作り、どれだけ売れたかわからない。ネットでは、見かけたがスルーした人、改軌した人が散見される。
9.5mmゲージの運転盤をハンドレイドで作りました的な記事は見たことがない。それが市場の評価というものだろう。
やってみるまで、それが判らなかったのか。
9.0mmゲージにしたら売れたろう的な補償はできないが、商業的な失敗は当然だったといえる。
自分で製品企画を作り投資してしまうような趣味人は、某TT9の例と同じように、常識人が追従できない発想しかしないものであろうか?
そう考えると乗工社の必然性の薄い1/87スケールの採用も、常識的発想が通じないレベルでの選択だったのかもしれない。
残りの多くの人々はこうした突飛な製品企画に踊らされるしかない定めなのかもしれない。
話がそれたが、9.5mmゲージの試みによって1/80スケール日本型軽便鉄道の芽が一つ、育つことなく消えていたことは確かだ。