15/07/29 00:05:38.88 rQhhPfEU.net
個人的な印象ですが、2000年～2004年くらいの長岡花火は、かなり不調子だったように感じます。
ベスビアス超大型こそそれなりに迫力はありましたが、
当時はプログラムの中でかなり重要な立ち位置にあった三尺玉が、
保安距離の関係でどんどん打ち上げ場所が上流にずれていってメイン会場からの迫力が低下。
打ち上げに失敗して地上破裂してしまった年もありましたし、
開いても開花幅が狭く形が歪な三尺玉が続いていたと思います。
ちょうどその頃メイン会場から見て下流側で二尺玉の打ち上げが始まりましたが、
三尺玉より二尺玉の方が迫力が勝ってしまっている、という声もありました。
一方でその当時の越後三大花火を振り返ってみると、
柏崎は打ち上げ担当の煙火が交代となって、
新型ワイドスターマインや三尺玉2発同時打ちなど新しく華やかな花火を取り入れて、
どんどん注目されていきました。
片貝はかつて前例がないほどの大型花火ラッシュで、
上の方も書かれているように三尺玉が2日で計10発、
四尺玉は今でも名物になっている二段咲き千輪の登場、
祝還暦等の迫力花火で、花火マニアの間では安定した人気を誇っていました。
当時長岡花火は、柏崎と片貝にかなり「押されて」いた印象があります。
連続テレビ小説の「こころ」効果で来場者数は上がっていましたが、
2003年に開かれた花火サミットで、上述の三尺玉の状況も含めて長岡花火は「酷評」されました。
（その影響で、2004年からは三尺玉打ち上げ時に比較の尺玉を打ち上げる試みが始まりました）
柏崎や片貝、そして当時急速に豪華になってきた小千谷花火等、県内の花火大会に対抗して、
長岡にも特徴ある大型花火を作ろうと勘案していた矢先、震災が発生しました。
あとは他の方もおっしゃられている通りですね。
ここ10年間の長岡花火の成長ぶりは、
旭山動物園物語のように映画化されてもいいくらいのドラマがあると思います。
おそらく市長をはじめ、実行委員の方々は本当に頭を悩ませたことでしょう。
長岡生まれの自分としては、この人気が一過性のブームになることなく、
永続的に「花火のまち長岡」を全国に知らしめ続けてほしいですね。