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「宇野さんは男子シングルを率いてきた2強の1人です。彼が宣伝をしてくれることは本当に頼もしいのですが、関係者のなかには、羽生さんにも協力してほしいという思いを持っている人が、少なくないと思います。羽生さんは、現役時代、試合にいるといないとではチケットの倍率も視聴率も格段に違う、といわれたほど『数字を持っている』方ですから」(スポーツ紙記者)
しかし、当の羽生は、競技会への未練は少しもないようだ。
「羽生さんは、ルールに縛られず、思いのすべてを自由に表現できるいまの環境に、充実感を覚えているようです。日々自己研鑽を積む羽生さんが、競技のアンバサダーとして活動するということは、いまの時点ではなかなか難しいかと思います」(前出・スポーツ紙記者)
現役引退後の進路は人それぞれだが、羽生が競技会にもたらしていた熱狂が恋しい。