小山ひな子女史をなリすましデマ中傷イジメ&鷽&鷺苦自死から救命at ENTRANCE
小山ひな子女史をなリすましデマ中傷イジメ&鷽&鷺苦自死から救命 - 暇つぶし2ch57:名無しさん?
16/03/25 05:03:30.87 .net
>>27ひな子さん,堀辰雄の『風立ちぬ』は病があっても生きようと言っている.読んでみてくれ
堀辰雄の結核発病は19歳の時.1923年(大正12)関東大震災の年だ.災害や戦争がある度に日本人
の結核死亡率は一層高くなった.特効薬もない時代、彼は病巣を抱えたまま学業を続け文筆活動に
入っていく.『風立ちぬ』は自ら病みつつ,よリ病状の重い婚約者に付添って信州のサナトリウムに入った
数ケ月の経験をふまえて書かれたもの.婚約者が実際にサナトリウムに入ったのは1935年(昭和10)夏の事
で、その年の暮れに彼女は亡くなる.翌年から少しずつレクイエムともいうべき『風立ちぬ』が書き継が
れたのである.その1936年は二.二六事件が起きた年で,これ以後軍部の政治支配力が強化されてい
く.西欧の詩や小説を耽読しその上病弱な堀辰雄にとって決して生き易い時代ではなかった.然し,
『風立ちぬ』全章を貫くものは,あくまでも清澄なロマンである.抒情の世界だ.感傷的な通俗の甘さ
とは異質の日常生活に根ざした抒情だ.『風立ちぬ』は「序曲」から始まる.病気の予兆はあるが,
未だ健やかな様子の若い女性が熱心に絵を描く姿が映し出される.そして未だ少女らしさの残った
無心な美しさに心ひかれる青年(私)がいた.何もかも始まったばかリで「何物かが生まれて来つつ
あるかのよう」な希望のひと時に不意にどこからともなく風が立ったのである.風たちぬ,いざ生
きめやも.不思議な美しさをもった詩句である.どこか不安な風のざわめきに心を奮い立たせてい
る繊細な魂"さあ,何とか生きてみよう"と自分に言いきかせる様な又呼びかけるようなフレーズであ
る.「生きめやも」という文語的な表現は元来は反語の意味を持つ.然し作者がフランス語の副題ポール.
ヴァレリィの原詩をつけている所から「生きる事を試みなければならない」という直訳の通リ意志的に
とるのがよい.生きようとする意志と,その後に襲ってくる不安な状況を予覚した"いざ生きめやも"
なのだ.さて堀辰雄の描いた病者の世界が社会との係わリの中でどう捉えられているか.婚約者.節子
の周囲には父だけが登場し"私"の家族は一切描かれていない


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