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この鶴は禎子さんが病床で実際に折った鶴です。9月に沖縄市に寄贈される予定です
URLリンク(www.city.okinawa.okinawa.jp)
私は7月に発売になった『禎子の千羽鶴』を読みました。この本を書かれたのは禎子さんの兄である佐々木雅弘さんです。
この本には雅弘さんたちご家族の想いが綴られていました。だからこれまでに読んだ禎子さんの本とは訴えかけてくるものが違っていました。
禎子の千羽鶴 (戦争ノンフィクション)学研パブリッシング¥1,260Amazon.co.jp
このお話は原爆症で亡くなった少女の悲しさを描いただけの物語ではありませんでした。
禎子さんを中心に助け合い励まし合い支え合いながら生きた愛溢れる家族の物語でした。
禎子さんは「もっと生きたい」「元気になってまた家族と一緒に暮らしたい」と願を込めて鶴を折りました。
でも……実は禎子さんは自分の余命がもう長くはないことを知っていました……。
禎子さんは家族を思って家族の幸を願って鶴を折っていたのでした。だからこそ思いました。
白血病に蝕まれた体が痛くて痛くてどうしようもないときも近づいてくる死が怖くて怖くてどうしようもないときも
家族と離れていることが寂しくて寂しくて仕方がないときもそれでもずっと笑顔でいられたのは家族を心から想いやっていたからなんだと。
禎子さんの折鶴が今でも人の心を感動させるのは家族の幸を願った想いがその一折一折に込められていたからなんだと。
人の心を穏やかにするもの人の心を平和にするもの それは人を想いやる心なんだと……。
広島に向かって今朝原爆投下時刻に黙祷し乍らひなちゃんの身心が早く良くなるようにと願を込めて折鶴千羽挑戦しようと決めました