16/01/10 12:42:15.08 vqHcWtGb.net
競争が激しい飲食業界。特にチェーン店は、独自のスタイルが受け入れられて繁盛しても、気がついたら業績悪化に伴い経営規模が
縮小して街中で店舗を見かけなくなる―というケースも多いのが同業界の恐ろしいところである。
「270円均一メニュー」を打ち出し激安居酒屋ブームを巻き起こした「金の蔵jr.」や、牛丼市場に突如として現れて話題となった「東京チカラめし」を
運営する三光マーケティングフーズは、軒並み低調な外食業界で数少ない勝ち組として一時はもてはやされた。しかし、その勢いは長くは続かず、
ここ数年の決算では毎回のごとく通期収益予想を下方修正しており、15年7月~9月の売上高は32億4800万円、前年同期比で7.1%のマイナスとなっている。
●話題性だけでは一見様で終了
「一時的に流行って急速に店舗数を増やしても、短期間で客足が遠のいてしまったというチェーン店は過去にも多くあります。その原因は、
トライアルの顧客が一巡した段階で『また来たい』と思わせられなかった点にあるでしょう。外食業界で重要なのは、リピーターをいかに獲得するかということです。
『餃子の王将』は、店内の床がベタベタ、にんにく臭いなどとよくネタにされますが、中華料理を安価でたくさん食べたいという顧客のニーズからすれば、
そのくらいは覚悟の上、他店と比較したとしても想定内なのでしょう。顧客の期待を裏切らないサービスが、きちんと提供されていることが重要なのです」(同)
つまり顧客のニーズをしっかりと理解するというのも、リピーターを増やす上で非常に重要なポイントなのだ。
「それを見誤ったのが、近年低迷の続く日本マクドナルドです。苦境の打開策を模索しようとさまざまな新しいシステムやメニューを打ち出しましたが、
経営の軸がブレブレのなかでの施策だったので、顧客はついてきませんでした」
外食業界においての人気の定着というのは、それほど難しいのであろう。
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